スイッチングのコンセプトはアプライドキネシオロジー(A.K.)から来ていて「神経学的統合不全」として一部「頭蓋骨」と関連しているとされています。

「右を向いて」と言ったら左を向いたり、方向が反転したり、鏡文字を書いたり、仰向けとうつ伏せが分からなくなったり、足を上げるのに手を上げたり、文字を上下逆に書いたり。

その後のエネルギーキネシオロジーではスイッチングを「極性の問題」として捉えスイッチングがあると身体極性の反転があると捉えるようになりました。

2種類のスイッチングがあると考えます。

①脳の皮質ベースの「投射スイッチング」。
皮質ベースのスイッチングはより表面的で身体、感情、精神的ストレスで起き入力に問題は無く皮質処理での出力で反転を起こすものです。これは一時的でストレスがある時だけ存在します。

②これに対して「サバイバルスイッチング」は非常に深いレベルでのもので心理的感情要因が原因となり個人の対処能力を超えてどうにもならないものです。まさに生き延びる為に潜在意識はストレスレベルを下げてその環境の中で対処していけるようにしているのです。これは脳幹の奥深く、辺縁系のサバイバルが関係している領域で起きています。
この部分は完全に潜在的なので私達は気づく事は有りません。しかしこのサバイバルプログラムにスイッチが入れば顕在的行動をコントロールします。

 

【ディープレベルスイッチング(DLS)】
DLSは脳幹と辺縁系の深部からのサバイバル反応です。
重度の学習やパフォーマンスに問題がある場合これらDLSとブロックした
脳梁を抱えていると言われています。

DLSは「視床の毛様核」が関わっています。ここで情報をどちらの大脳半球に送って処理するのかを決定しています。

視床毛様核は左右にありTRSは
①両側視床毛様核で起きる場合:ロジックとゲシュタルトの流れが完全に入れ替わっているので情報が間違った領域に行きます。その時脳梁がブロックしているならそこで(間違った処理中枢で)処理しようとします。
その結果:根深い混乱、発達遅延、色の認識や数字の関係性の理解不足、順次的な理解不足、言語発達遅延などが起きる事もある。

②片側の視床毛様核でのみTRSが起きている場合:どちらがスイッチングを起こしているかによって空間的関連はとても良好なのに数字は苦手、あるいはその逆もありえます。
もしこの時脳梁が完全に開通していたら影響がでないでしょう。
それは間違った皮質処理領域から脳梁を交差して正しい領域に流れを変えることで効率よく代償出来るからです。しかしこの時正しく実行されるがスイッチングがない人と比べると時差が生じて答えが出るまでに少し時間が掛かります。

これは全て脳のキネシオロジーLEAP1で学ぶ内容です。
ご興味ある方はこちら「キネシオロジーアカデミーのHP」をご覧ください。