宇宙とのつながりでエネルギーの流れを変える!


中医学で体の核となるエネルギーの流れに身体の正中線を流れる「任脈(にんみゃく)」と「督脈(とくみゃく)」という気の流れがあります。

任脈は体の前面を上がり督脈は体の後面を上がる。
これは二つで一つであり切り離せない存在です。

このエネルギーは体の奥で太極図(陰陽図)(8の字)のような形で繋がっています。
陰の任脈の流れは督脈の流れと姿を変え、そして陽の督脈の流れは任脈の流れに姿を変えていきます。
この壮大なコアとなり途切れる事のない8の字の流れを中国人は「天界の回路(てんかいのかいろ)」と呼んでいます。

この回路は「天と個人の間のエネルギー」をつなぐからです。
西洋のホログラフィック理論が生まれる何千年前から中国人は「人と宇宙は切り離せないもの」と考えていました。

西洋医学の解剖図が手を下げているのに対して経絡図は手を上に上げています。
腕を上に上げる事によって陽の気は天から地へと流れます。

また、中医学の五行は秘儀的な伝統では五行ではなく「七行を認識していた」と言われています。

「中国の宇宙論」では、実態が無いもしくは透明な光である宇宙的精神エネルギーの「統火」(任脈、督脈)。そして宇宙的な精と神は「聖火」(心包経と三焦経)によって生理的な気の流れに姿を変えます。自律神経と内分泌系と関連しています。ここから組織的エネルギーが「主火」(小腸経と心経)によって生理的五行に流れていきます。
「木」「統火」「聖火」「主火」「土」「金」「水」の七行です。

残りの経絡は私たちの肉体、特に臓器系の生理的昨日の維持活動と関わっています。

「身体内で大極(8の字エネルギー)を作り上げる事が出来れば」それは人の内面で天と地が出会う事で「宇宙からのエネルギーが人に伝わり」同時に「肉体世界におけるエネルギーが私達の構造と機能に影響を及ぼし」「エネルギーの流れのパターンを変化」させます。

コアとなる問題がハイヤーセルフとエゴセルフとの問題の時
「私は分離している」「私はコントロール無しではOKでない」と感じ
自信がなく、自尊心や自己愛を喪失し、自分を信じることが出来なくなります。

このセッションは「脳の調整」
LEAPの中にある「天界の回路(セレスティアル・サーキット)」というセッションになります。

 

痛みと経絡調整

私が初めて医療について学んだのは「カイロプラクティック(カイロ)」でした。
カイロは西洋医学の背骨の中を通っている「脊髄」やそこから出ている
「脊髄(末梢)神経」や「自律神経」を見ていますので「西洋医学的」と言えます。
また欧米では医師(D.C./ドクター・オブ・カイロプラクティック)の資格を持ちます。

カイロの学校を卒業してから鍼灸学校には行きませんでしたが独自に東洋医学についても
勉強しました。
また今専門で行っている「キネシオロジー」の調整の多くは「経絡」などのエネルギーを
使った調整なので自然と「東洋医学」「経絡理論」「経穴」の知識や実践が増えていきました。

カイロプラクティック的に構造(筋肉、骨格)や神経を調整しても上手く結果が出ない時は
この東洋医学の考えである「経絡やツボを使った調整」が驚くほど効果を発揮する事が有ります。
経絡の流れは体表を流れその流れの中にツボが有ります。また経絡の流れの奥では関連の臓器と繋がっていると言われています。

よって調整法として
①体表の痛みなどをその部位を流れている経絡上のツボを使って調整する方法が有ります。
例えば先日「脇腹」辺りの痛みが続いているクライアントさんがいました。その方にはその部位を流れている「胆経」と「脾経」の経絡のツボを使った調整をしましたところその場で痛みの軽減が見られました。
また「肩甲骨の内側の痛み」を筋肉や骨格の調整を使って調整したクライアントさんがいましたが
何をやっても一定以上の効果が出ませんでしたが「膀胱経」のツボを使って調整したところその場で痛みがすっと引いていきました。

②「関連している臓器の経絡」を調整する事によって痛みが軽減したり消滅する事も有ります。
婦人科疾患がある方には婦人科やホルモンと関係する「心包経」の経絡を使ったり、胃の疾患がある方に「胃経」の経絡調整、便秘がちの方には「大腸経」の経絡調整を使ったりします。

③経絡の流れは「過剰な流れ」と「過少な流れ」が有ると言われています。
そして少なすぎても多すぎても良くないと言われています。
そこでその流れを調べ過剰なエネルギーの経絡から過少なエネルギーの流れの経絡に流すという方法があります。幾つかのツボを使って「陰陽五行の法則」に沿って流していきます。
この方法のアレンジとして感情の過剰なエネルギーをツボを使って鎮めるという方法も有ります。この方法については改めてまた書きたいと思います。

このように経絡調整というのはダイレクトにその痛みの部位に働きかける訳ではないですが
いろいろ研究し使っていくと「一見ファジーでつかみどころがない」ように見えますが
実は「非常に理論的」で「法則の則って理にかなった」方法と言えます。