「脳の統合を阻害」する要因にゲシュタルトとロジカル2つの「大脳半球」を橋渡ししている「脳梁」のブロックがあります。
またゲシュタルト情報がロジカルの半球に送られてしまったり、反対にロジカル情報がゲシュタルトの半球に送られてしまう場合もあります。

ここで言う「ゲシュタルト脳」「ロジカル脳」というのは一般的に言われている「右脳」「左脳」を指している訳ではありません。その為に正確に利き手を確認する(神経学的利き手と行動的利き手)必要があります。

優先機能が大脳半球のどちらにあるかを言っています。
そして「皮質下」とも関わっている複雑なモジュールの入り口にすぎません。
主要な処理部位は脳の奥(皮質下)と言ってもいいかもしれません。

 

そしてこの原因として「脳の深いレベルでの混乱(ディープサバイバルスイッチング)」があるからとも言われています。
これによって課題を処理する際に情報が誤った大脳半球に行ってしまいます。

よく言われている混乱には「右と左」「上と下」「前と後ろ」を間違えることがあります。

・右と左が分からない
・感情と思考が合致していない
・感情的に考えすぎたり逆に思考的になりすぎたりする
・過去のストレスにとらわれている
・今に集中できない
などです。

それは文字や数字の反転などを起こします。
そして、これは生存の為の「脳幹」と感情と関わる「辺縁系」の両方が関与している
「サバイバルのメカニズム」として発生したとも言われています。
(それ自体が潜在的にストレスに対処する方法として起きています)
そして特定の課題や処理の時だけ現れ働きます。

これを調べるには利き手に対してロジカル脳がどちらにあるかで見ていきます。
そして顕在意識と潜在意識が合致していない状況(心理的逆転)も作ります。
この混乱は「視床の毛様核」で起き深く根を張った混乱と言えます。

これは全てのゲシュタルト情報がロジック処理中枢へ、そして全てのロジカル情報がゲシュタルト処理中枢へ行ってしまうようなものです。
よって非常に効率の悪い処理と重大な混乱とストレスを生みます。
また他の脳機能にも正確な情報が伝えれなくなり深刻な学習に問題がある場合
このようなケースが考えられます。

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