小脳は長年運動を調整するセンターであると考えられていました。
これは小脳の役割の3分の1でしかありませんでした。

これは小脳は脳全体のニューロンの85%以上ある事からも納得できます。

 

前頭前野の意図した行動→固有感覚受容器からのフィードバック→実際の運動が意図した運動になるように変更。
要は小脳は「エラー探知機」と言えます。

また、小脳は学習をはじめ行動、計画、時間管理、メンタル活動など幅広い機能と関わっている事が実験で示されています。

「ユニバーサル小脳トランスフォーマー」とも呼ばれ。動き、情動、感情、 認知、思考、行動を促進させることによってエラーを検出し防止しそして修正する装置のようなものです。

ここのコントロールを失なうと感情が元となっている行動 の制御が困難になり社会的に反するような行動を取ってしまうかもしれません。

小脳虫部はサバイバル感情を好ましくない行動とならないように状況に合わせてベストに生き残れる反応にレベルを調整してくれます。より複雑になった社会や文化の中で行動を習慣や規範に合わせる重要性があり複雑な人間関係に対処して行かなければならない状況が進化させてきたようです。

生き残ろうとする方法を考えるのではなく以前成功したプログラムを使って生き残ろうと社会的に不適切な行動をとってしまうのかもしれません。

小脳の働きと調整はLEAP2で学べます(主催:キネシオロジーアカデミー)