「腕が上らない」「肩が痛い」という方は沢山います。
その原因は沢山ありますが「腕を上げるというメカニズム」を知る必要があります。
筋肉、腱、関節包、靭帯などがバランスを取り合っています。
まずはどのような筋肉が働いているか見てみます。
腕を前から上げるのと横から上げるので多少違いますがほとんど一緒です。
三角筋、棘上筋、大胸筋、烏口腕筋、僧帽筋の上部線維、下部線維、前鋸筋。
小円筋、棘下筋、起立筋。
それ以外にも人の身体は細かい筋肉が強くなったり、ゆるまったりして働いています。
これらの筋肉がきちんと働いているかみていく必要があると思います。
カテゴリー: からだのメカニズム
痛みの原因は「酸素不足!」
最近特に多いのは「朝方の不調」です。
朝に痛みが強く出る。寝たのに朝からだるい、疲れている。
動いているうちに良くなってきますが、なぜこのような事が起きるのでしょうか?
それは「酸素不足」が考えられます。
ちょっと専門的になりますが
「酸素不足によってATP(エネルギーの元)の産生低下(燃料不足)→Na+K+(ナトリウムカリウムポンプ)の稼働性低下→膜電位が閾値に近づく→神経細胞が興奮しやすくなる」
という細胞内での現象が起きます。
また最近多い原因としては「マスク」をしている事が多く日常的に「酸素不足」になっている。外出が減って家で座っていたりソファで寝たような姿勢で胸が圧迫されていて呼吸低下しているのではないかと思われます。
これらは腰痛、頭痛の原因にもなります。
ですのでもっと動いて胸を開いて新鮮な空気を吸いましょう!
これだけで朝の不調、痛みの改善に役立ちます。
呼吸と腰痛と首のコリ
座りっぱなしの人で呼吸と関係している横隔膜が動かない人がいます。
息を吸うと普通は「横隔膜が横と下に広がり」ます。
しかし、緊張していると横隔膜が動かずその近くにある腸腰筋が緊張して固くなり腰痛になり、また代償として胸呼吸となり首の筋肉が緊張して凝ってしまう事が起きます。
この横隔膜、腸腰筋、首の筋肉というのは実は関係しているのです。
腰が伸びない腰痛
座りっぱなしの人の腰痛で立とうとすると腰が伸びない人を見かけます。
この原因は幾つかありますが、一つに腸腰筋(大腰筋、腸骨筋)という脚と背骨を結んでいる筋肉が
硬くなって伸ばせなくなっていると言う事が考えられます。
ここを緩ませる事が必要になります。
では何故、腸腰筋が固くなるのでしょうか?
長時間座りっぱなしで縮んだままなっている事もあります。
またこの筋肉は感情とも関係していて「恐れ」「恐怖」「緊張」などの感情、交感神経とも
関係している事が分かっています。
デスクワークの人に何故「腰痛」「頭痛」が多いのか?
色々な理由がある中で神経学的に見て行くと
・動かないために刺激が低下している。
・座っている為に呼吸が低下(酸素不足)している。
が考えられますので
・途中なるべく動き運動をする。
・外に出て深呼吸をしていい空気を吸う。
をお勧めします!
朝方の痛みや不調の原因
朝方に痛みがあり動いているうちに楽になって行く方をよく見かけます。
そこには体内での「ナトリウムカリウムポンプ」が関係しています。
夜間にはこのポンプが働かず神経が発火しやすくなっています。
夜間には酸素不足によるATPの産生低下によってポンプの可動性が低下し、膜電位が閾値に近づき神経細胞が興奮しやすくなり、神経障害を起こしやすくなります。
朝起きて次第にポンプが回ってエネルギーのATPという化合物が作られ
エネルギーが必要なところで使われます。
その結果、酸素、栄養が行き渡り血流もよくなりほぐれてきて
楽になっていきます。