思考、合理性、理解力を司る「前頭葉」と感じる、反応する、連想する「深部辺縁系と脳幹のサバイバルシステム間」のスイッチングです。この脳幹サバイバルシステムは過去に起きた恐怖、激怒、欲求、パニックといったサバイバルシステムと結びついています。(扁桃体ー脳幹の連想)

恐怖症がそうです。脳幹サバイバルシステムでは無害でニュートラルなものが恐怖に関連付けられてしまいます。この誤った関連付けは根強く残り時には一生涯続くこともあります。

「前頭葉の思考中枢」と「辺縁系の感覚中枢」の間でバランスを取ります。それは感情に目を向けながら社会的状況に合わせ私達の思考を調整されます。感情的になったとしても合理的に理解する精神力を駆使する事が出来ます。それによって感情を鎮める事が可能となります。

全てが上に行けば思考と合理性のみになり全てが下に行けば感情をあらわにして感情的振る舞いのみになります。

「思考のみ」で感情を感じられなくなるか「感情的になり」理解できないままになりその問題の真なる解決を妨げます。

子供時代の経験で、上手く対処出来なかったり解決策を持たないでいた「トラウマ」が有るかもしれません。生き延びる為に、自分の身を守る為に上下のスイッチングを起こし「感情を押し込めシャットダウン」しまうか「感情に蓋をして思考だけ」で行くかします。

これが生涯にわたる人間関係に影響を与えてしまう事もあります。
例えば「ある人があなたに感情的なそして精神的なつながりを求めている」時にこのスイッチングあると「思考と合理性ばかりで」「感情へのアクセスをブロック」してしまう事も起こりえます。

個人的成長にはこの両方の自分の感情を感じること、自分の考えを持つ事が必要となります。経験を理解し意識的にそれを評価する事が大切です。

スイッチングの調整は「メンタル(精神)コース」あるいは「ブレイン(脳の調整)コース」で行います。