子供は自信さえつけば成績も驚くほど伸びる!

小学校1年生の時、成績表にあまりにも「頑張って」が多く、担任の先生からも目を付けられて
心配になったお母さんと来られ定期的に「脳のバランス調整」しているお子様です。
今、2年生になりました。
私がもっとも留意しているのは子供さんが本来持っている力が発揮できるように自信を付けてもらう事です。
そして調整法を親御さんに教えますので家に帰ってからもやってもらう事です。

以下、お母さんからの報告です。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
今日は、ありがとうございました。
娘の報告です。

二学期の成績について(通知票から)
国語 一学期「よくできる」がなかったが、国語への関心、意欲、態度に「よくできる」がついた。

算数 一学期「よくできる」がひとつ。二学期も算数への感心、 意欲、態度でついた。

音楽 一学期は、「よくできる」がなかったが、音楽への感心、意欲、態度と音楽表現の技能のふたつでつい た。

図工 一学期は、「よくできる」がなかったが、鑑賞の能力でついた。

「頑張って」は今学期もひとつもなし。

二学期の授業参観では、初めて手をあげて発表するのをみて、とてもびっくりした。

足し算、引き算、掛け算の計算も早い。

音読も以前より早くすらすらできるようになった。

毎日五分でできる簡単な国語ドリルをやっているが、自分で読んで早くできるようになった。

学習面では、一年生の頃と比べられないほど伸びた。言葉の教室の先生にもそのように言われた。

問題文が少し複雑になるとわからなかったり、やりたくないと言うこともあるが、それでも諦めずやれるようになった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「社会的に文化的に生きる為」の小脳の働き


小脳は長年「運動を調整するセンター」であると考えられていましたが。
これは小脳の役割の3分の1でしかありませんでした。

小脳は 昔から「感情」と「メンタル」の両方に関わっているはずと言われてきましたが長年受け入れられずにきました。
1970年代の実験では攻撃的、暴力的な行動や感情を抑制できない人達が小脳の調整で通常の基本的な生活ができるようになった報告もあります。

「小脳は意図した結果と環境との関わり合いの中で認識した結果との間にあるミスマッチを探知し防止、修正します。」

ここに混乱が起きてしまうと
感情の元となっている行動 のコントロールが難しくなります。
例えば激怒して社会的に反するような行動を取ってしまうかもしれません。

 

小脳虫部は新しくより複雑に進化した辺縁系と前頭前野の発展と共に社会的、文化的な価値観が基になった感情調節をよりサポート出来るように発達しました。

より複雑になった社会や文化の中で行動を習慣や規範に合わせる重要性があり複雑な人間関係に対処して行かなければならない状況が進化させてきたようです。

小脳は私達の思考の順番を連続的で整然としてまとまった理論的な考えになるように調整します。

「脳の調整セッション」を受けてみたい方はこちらをご覧ください。

最も深刻なサバイバル・スイッチング


たぶん最も深刻なのがこの脳の「前後のスイッチング」です。
それは心理的に感情的に過去に閉じ込めてしまうからです。
私達はエゴがどうする事も出来ないトラウマと葛藤する時に「前後のサバイバルスイッチング」が起きます。

今起こっていることは顕在意識と潜在意識との両方で理解しています。
本来バランのが取れた状況であれば過去の出来事と今現在起きている事、そして感情と思考が統合されています。

例え過去の出来事が不快な出来事であってもそれは今起きている事を理解する為の「参照」でしかなく過去の出来事である事を脳は理解出来ます。

しかし、「前後のサバイバルスイッチング」がオンライン状態になってると今に居られなくなり過去の出来事がスイッチし(置きかわり)過去に起きた事が今再び起きているように理解してしまいます。
過去の経験と同じと解釈し「過去の行動にスタック」し身動きが取れなくなってしまいます。

「前後のサバイバルスイッチング」がオンラインになると全ての新しい体験が過去のトラウマ経験のレンズを通してフィルターにかけられます。
何年経ってもまた同じ事が起きるのではと思ってしまうのです。
このスイッチングが解消されるまでこれが続きます。
同じ問題が根強く残ります。

「上下のサバイバルスイッチング」そして「前後のサバイバルスイッチング」をクリアにする事によって前進できます。
過去から出て今に足を踏み入れる事が出来ます。

「脳のキネシオロジーセッション」にご興味ある方はこちらから。

左右の混乱

左右の目、耳、鼻、手足などから情報が脳に入ってきてこれらの情報が統合されて私たちは周りで起きている事を正しく認識理解出来ます。

もしこの左右をつなぐ流れがブロックされると視覚的、聴覚的統合が困難になり読み書き、計算など学習機能の実行が難しく なります。

左右のサバイバルスイッチングがあると右半身はどっち?左半身はどっち?というような左右の混乱が起きます。

例えば「左手で右耳を触れて」と言っても混乱してしまいます。
もしこの左右のサバイバルスイッチングが困らせる状況を作り問題を引き起こすと人はかなりそれを上手く代償し社会生活、人間関係をうまやり過ごすようになります。

サバイバルスイッチングにご興味ある方は
「脳の調整コース」で調べてみてください。

脳の統合は幼少期のストレスが関係している?!

ゲシュタルトとロジカル脳を繋ぐ脳梁は大切な役割を担っています。
もしこの脳梁がブロックしていると課題や作業に関わる様々な潜在機能を阻害してしまいます。

そしてその原因は2歳から5歳の間に起こった感情的問題だと言う研究が有ります。

何故この年頃なのか?

この年齢の子供達は初めて「自分の欲求と自分の思い通りにはいかない事」を経験し一人の人間として自我に目覚め始める頃です。これによって強い情動的感情を持つからです。

そしてこの年代の子供達は人生経験がないのでそれを解決する為の糸口を持っていいなく、またそれを物事を合理的に考えて鎮める力も持ち合わせていないからです。

この未解決のストレスを潜在脳はその時未使用の領域を見つけてこの厄介なストレスを閉じ込めてしまうと言われています。
よってこの領域は「機能的にブロック状態もしくはシャットダウン状態」となります。

 

右脳(絵をかく)、左脳(計算をする)の意識的作業であっても実際にほとんどは潜在的な脳の部位が処理をしています。

この脳梁の経路はストレスがある環境や状況で「閾値」に達すると統合を失います。
これは特定のストレッサーにさらされた時だけです。このストレッサーが取り除かれるやいなや統合状態が戻ってきます。

そしてこの経路が調整によって100%アクセスするようになれば困難に感じていたことや突然機能不全の陥ってたことがよりストレスが軽減し高い能力を発揮し機能的になりさらに効率の高いレベルで課題や作業を実行できるようになるでしょう。

脳のキネシオロジーセッションにご興味ある方は
こちらからどうぞ。

脳の統合と「脳の勘違い」

「脳の統合を阻害」する要因にゲシュタルト(芸術脳)とロジカル(論理脳)の2つの脳を橋渡ししている「脳梁(左右の脳をつないでいる線維)」のブロックがあります。

またゲシュタルト(芸術)情報がロジカル(論理)の半球に送られてしまったり、反対にロジカル(論理)情報がゲシュタルト(芸術)の半球に送られてしまう場合もあります。

ここで言う「ゲシュタルト脳」「ロジカル脳」というのは一般的に言われている「右脳」「左脳」を指している訳ではありません。その為に正確に利き手を確認する必要があります。

優先機能が大脳半球のどちらにあるか。
そして脳の奥の機能とも関わっている複雑な仕組みの入り口にすぎません。
主要な処理部位は脳の奥と言ってもいいかもしれません。

 

そしてこの原因として「脳の深いレベルでの混乱(ディープサバイバルスイッチング)」があるからとも言われています。
これによって課題を処理する際に情報が誤った大脳半球に行ってしまいます。

よく言われている混乱には「右と左」「上と下」「前と後ろ」を間違えることがあります。

・右と左が分からない
・感情と思考が合致していない
・感情的に考えすぎたり逆に思考的になりすぎたりする
・過去のストレスにとらわれている
・今に集中できない
などです。

それは文字や数字の反転などを起こします。
そして、これは生存の為(サバイバル)に必要があって起こっている
とも言われています。

そして生きる為に脅かされると感じる特定の課題や処理の時(勘違いした時)だけ
現れ働きます。

これを調べるには利き手に対してロジカル脳がどちらにあるか調べます。

そして、その影響は「問題を解決したい」という顕在意識とは裏腹に潜在意識では
「それを望んでいない」という状況(心理的逆転)を作ってしまいます。

これは全てのゲシュタルト情報がロジック処理中枢へ、そして全てのロジカル情報がゲシュタルト処理中枢へ行ってしまうことによって非常に効率の悪い処理と重大な混乱とストレスを生みます。

また「他の脳機能」にも正確な情報が伝えれなくなり深刻な学習に問題がある場合このようなケースが考えられます。

脳の調整にご興味ある方は
「脳のバランス調整」をお試しください。

恐怖をベースとした学習、喜びをベースとした学習

学習のタイプには2つのタイプがあります。

1つは「見る、読む、聞くなど」から「感覚野」に伝わり、そして「海馬」によって同じタイプの以前の情報と照らし合わせて処理され意識上につながりながら学習するタイプです。

もう1つに無意識の「扁桃体」があります。
ここでは外の大雑把な知覚のみ伝わり、そこで生きる為に脅威と危険に対する「早期警報システム」として機能しています。
またそれと共に「感情記憶」を作ります。これは「意識できない潜在意識」です。

「恐怖をベースとした学習(感情記憶)」は脳の奥の意識外の「皮質下」でほぼ永久的に保存されます。
「喜びをベースとした学習(感情記憶)」は同じく脳の奥の「皮質下」で作られますがその記憶は脳の表面にある「皮質」で保存されます。

この「恐怖ベースで作られた感情学習と記憶」は意識的な欲求を上書きする力を持っています。

ある特定の学習がたった一度の「恐怖ベースの記憶」や「不安感」とリンクされていると「脳の統合を失う」という事です。

このように潜在意識の中で持ち続けている限りそれが活性化されると、いつでも私たちの学習を妨害したり脳の統合をシャットダウンしてしまう可能性を持っています。この恐怖ベースの記憶は永遠的なようなので意図的に消し去る事は難しいとされています。

A.P.(アプライド・フィジオロジー)、LEAPではこの「扁桃体」を介して恐怖ベースの感情記憶にアクセスしてバランス調整するフォーマットシステムを開発しました。

ご興味ある方は「脳の調整コース」をお試しください。

学習障害と脳の統合

脳は感覚的にパターンを知覚し全体像を想像する、直感的な「ゲシュタルト処理」と論理的で直線的、合理的な「ロジック処理」の2つの異なったしかし補い合う処理システムを持っています。

そして機能や処理過程で脳の「優先」がどちらかにあるかも大切な要素となります。

脳は全ての機能が同じように繋がっていればいつでも一番簡単で近道で効率的な機能や経路を選びます。

そもそも「脳の統合」とは何なのか?
よく使われているが明確に定義されていません。
ゲシュタルト、ロジカル「優先」機能とそれ以外の様々な部位がシンクロし繋がっている状態を意味します。

このような状態の時最大に能力を発揮することができます。

その為にはストレスが脳のプロセスを邪魔しないレベルに保っておく必要があります。ストレスがあるレベルを超えてしまうと様々な機能に支障が出たり機能の統合が損なわれてしまいます。

脳の統合はストレスでしたりしなかったりします。

このストレスは「生きていく為のサバイバルシステム」である
外的刺激に対して戦うか逃げるかという「闘争逃走反応」から来ています。

ここに大きく関わっている脳の部位が「扁桃体(へんとうたい)」という部位になります。
そしてこの「扁桃体」は左右脳を繋ぐ脳梁(のうりょう)を直接抑制する為
脳の統合を失います。

この様な統合を失う事が学習に関係してくると思われます。

脳の統合喪失のサイクルは、ストレッサー→脳の統合喪失→失敗→不安→恐怖感→自尊心低下→自信喪失という負のストレスループを生み出します。

以下に色々な学習障害のパターンを記します。
・ADD(注意欠陥障害):ゲシュタルト優位
・ディスレキシア:ロジック優位
・学習障害:ゲシュタルト、ロジック処理の両方へのアクセス制限
・フラストレーション:ゲシュタルト、ロジック優先機能へアクセス出来ているが機能の統合が乏しい
などが見られます。

「学習」に対して困難を抱いている人の多くは生まれながらにはとても有能です。
彼らは単に「課題を果たすために必要な特定の機能にアクセス出来ない」だけなのです。

それを「集中していない」「意識を向けていない」「頑張っていない」という目で見られてしまいます。

なぜ特定の機能にアクセスできていないでいるのか本人は分かりません。
なのでただ「フラストレーション」がたまるだけでそれは「怒り」に変わりその怒りが「不適切な行動」を引き起こしてしまいます。

怒り→フラストレーション→悪化→悪い素行や態度→問題児→罰→自尊心の低下、自信のなさ→自分はバカだ→挑戦して失敗→挑戦もしなくなり傍観者となる

これを「負のストレスのループ」と言います。

脳の統合にご興味ある方は「脳の調整コース」があります。

操体法は脳にもいい!

身体の「快への動き」をするものに「操体法」というものがあります。
私も実際の施術でよく使っているので受けたことがある人は「ああ、あれか!」と
分かると思います。
私が「操体法」を初めて学んだのは開業してそれほど経っていない頃、よく覚えていませんが
1900年代あるいは2000年頃だったかもしれません。

その後安全で確実な方法としてずっと使い続けてきました。

そして最近、出版された本に「操体法を神経科学から読み解く」という本があります。
確かに「何で効果があるか?」がいまいち理解出来ませんでした。

この本を読むと私の考えとは少し違っていて
・「快」の感覚と「ゆっくり動くこと」が脳に影響する
・テンション(ストレッチ)によって抹消神経の調整になる
・力を抜くことを意識することによって普段緊張している筋肉がゆるむ
など神経学的に効果的なことが書かれていました。

これからは、ちょっとその辺を意識して使っていこうと思います。

「ボディコース」「ブレインコース」はこちらから。