腰痛になる原因は色々ありますが
最近私が腰痛になって改めて「姿勢」(構造)の大切さを実感しました。
今までも何回か腰痛を体験しましたが自分では何をやっても余り効果を感じられませんでした。
今回は昨年の12月に始まり一旦良くなったかと思いましたがまた2月になって発症しました。
そこで改めて原因を考えてみると両方ともセミナー受講が続き座っている時間が長かった事です。
そして浅く腰掛け背中を丸くして座っていました。
それは自分でも悪い姿勢だなと自覚していたのですが楽なのでついついそのような姿勢の時間が
長くなっていました。
こうして「姿勢の悪さ」が原因だと気がつきましたが、痛みを取るという事は別な事と考えて
色々試してみましたが解決には至りませんでした。
「姿勢を正すのは基本中の基本」なのですがそんな単純な事が自分では出来ないでいました。
そこで昔学んだ「腰を反らすエクササイズ」をやってみたところ驚くほど簡単に確実に痛みが
軽くなり3日間そのエクササイズを続けたところほとんど痛みはなくなりました。
このように全ての腰痛の原因が「姿勢」からきているのではないと思いますが、私の場合は
「姿勢の矯正」で改善し自分で調整できる事を実感しました。
ではもう少し「姿勢からくる腰痛」の原因を見ていきましょう。
①まず多いのが「座った姿勢」です。
立っている時に腰が丸くなっている人はあまりいませんが座った瞬間その姿勢を保てないで
腰が丸くなる人は沢山います。
また運動での腰痛も余りありません。
それは腰にくるストレスは大きくても動いているので一箇所にストレスがかかる事が少ないからです。座っている姿勢は腰にくるストレスはそれほど多くないですが、一定の部位に持続してストレスが加わるからです。
座って腰が丸い姿勢が長時間続くと筋肉はリラックスしる分、背骨の周りにある「靭帯」や「腱膜」に大きな負荷がかかり、特に後ろにつく「靭帯」は過度にストレッチされてしまいます。
座っている最中に痛くなる人もいれば立ち上がる時に痛くなったり背中を伸ばせなくなる人もいます。
②2つ目の原因は「腰の反らす可動性の制限」です。
30歳ぐらいから、この反らす可動性が減少して行きます。
50〜60代になると減少した可動性を戻す事が難しくなってきます。
腰が丸くなった状態で立っている事は同じく靭帯をストレッチした状態になり
痛みが発症する原因となります。
また、このような状態で座ると自然と腰は丸くなってしまいます。
③次に挙げられるのが「腰を前に曲げる回数」です。
これは私たちの1日の動きを振り返ってみれば分かると思いますが朝起きて顔を洗うところから
始まって、食事したり仕事したりでほとんどが前かがみで前に丸くなった姿勢で後ろに反るという
動作はほとんどない事が分かると思います。
この3つの要因によって私たちが本来持っている背骨のS字カーブ(腰が前にわん曲している)が
失われていってしまいます。
「座る姿勢が悪くて」「後ろにそれなくなって」腰痛が出ていると思われる方がいらしたら
いかに腰のS字カーブを作るか保つかのご指導させて頂きます。